小麦粉の知識
重要なカロリー源
小麦粉のエネルギーは、白米よりもやや多く、100gあたり約370kcalです。
良質の植物性たんぱく質
小麦粉には、6~14%のたんぱく質が含まれています。
脂質は1~2%
小麦粉に含まれている脂質は1~2%とわずかです。
バラエティに富んだビタミン、ミネラル類
小麦粉には、B1、B2、E、パントテン酸、ナイアシンなどのビタミン、リンカルシウム、鉄、カリウム、マグネシウムといった、 ミネラル類など栄養的に大切な成分が含まれています。
◆知って得する!小麦粉のお話
小麦粉の歴史
小麦は人類最古の作物の一つとされ、約10,000年前には栽培が始められていたといわれています。
このことは、いままで発掘された多くの遺跡から小麦の穂などが発見されていることからもわかります。
ここ日本でも弥生式文化の中期頃には、水田耕作とともに麦類が畑作生産されていました。
私たちの祖先は、小麦を重湯(おもゆ)のようにして食べていたそうです。
それがお粥や、粉にして平焼きにして食べるようになり、紀元前2,000年頃にはパンを作るようになりました。
国内産小麦
昭和27年に食糧管理法が改正され、従来の供給配給制度が廃止され自由な民間流通を前提として、小麦の需要及び価格の調整をはかるために、「生産者の申し込みに応じて政府が無制限買い入れを行う」という、間接統制制度に変わりました。
しかし、昭和30年以降は、政府が生産者から買う価格よりも、製粉工場へ売る価格の方が安いという、いわゆる価格の逆ざやが生じ、生産者は自由市場で売るよりも政府へ売った方が有利なために、国内産小麦のほとんどが政府に売り渡されることになり、全量政府管理に近い実態になっています。
玉ねぎの知識
◆ねぎと同じユリ科の仲間
日本には明治時代に導入されたのですが、今や完全に土着して、日本列島いたるところに玉ねぎ畑が見られます。
日本はアメリカに次ぐ世界第2の玉ねぎ生産国となっています。
国内での収穫量は、大根、キャベツに次いで第3位です。
◆玉ねぎに含まれる「硫化アリル」と「ケルセチン」はすごい!
玉ねぎの匂いの正体
玉ねぎ特有の匂いは硫化アリルなどのイオウ化合物の匂いで、玉ねぎを切ると涙がでてくるのも、この成分のためです。
この成分は、栄養面では優れた特質があります。
辛みの強い玉ねぎほど保存中に傷みにくく、病害虫にも強いのはこのためです。
玉ねぎの栄養・効能・硫化アリルの
特筆すべき成分は玉ねぎの刺激成分である硫化アリルなどのイオウ化合物です。
硫化アリルは非常に揮発性の高い成分で、玉ねぎを切った時に涙がでるのはこの成分が原因です。
硫化アリルは加熱すると非常に糖度の高いプロピルメルカプタンという物質に変化します。玉ねぎを加熱すると甘くなるのはこのためです。
・高血圧や糖尿病予防
硫化アリルは動脈硬化の原因となる血栓やコレステロールの代謝を促進し、血栓ができにくくする作用があります。最近よく言われる「血液がさらさらに」というのはこの効果です。この作用で、高血圧、糖尿病、動脈硬化、脳血栓、脳梗塞などの予防に効果があります
・疲労回復、精神安定に
硫化アリルはビタミンB1と結合してアリチアミンとなることで体内にビタミンB1を長く留め、ビタミンB1の吸収を促進するはたらきがあります。ビタミンB1は、糖質を素早くエネルギーに変える栄養素で、不足すると、疲労、食欲不信、不眠、イライラなどの症状がおこります。 食欲増進に 硫化アリルは、胃の消化液の分泌を高め、胃のはたらきを改善し、食欲を増進させる作用があります。
・がん予防に効果予防
玉ねぎにはケルセチンというポリフェノール成分が含まれています。ケルセチンは、特に外皮に多く含まれています。ケルセチンには抗酸化作用があり、がんや老化などの活性酸素が引き起こす病害の予防になります。
また、ケルセチンには体内に摂取した脂肪の吸収を抑制するはたらきがあり、ダイエットにも有効です。
また玉ねぎに含まれる硫化アリルは解毒酵素(発ガン物質を無毒にする)を活性にする作用と活性酸素を除去する作用の、のダブルの効果で癌を防ぎます。
玉ねぎを刻むとイソシアナートができます。これは発癌物質で発生させた癌を効果的に抑えることが確認されています。
ストレスの抑制
玉ねぎの匂いをかぐと、α波がでやすくなります。寝つきの悪い時や不眠の時、薄くきざんだ玉ねぎを枕元に置くと寝つきがよくなります。
・糖尿病に対する抜群の効果
ケルセチンは活性酸素を消去します。玉ねぎに含まれる黄色色素ケルセチン、ケルセチンを多く摂っている人には心筋梗塞が少ないことから注目されています。これはりんごや赤ワインにも含まれていますが、玉ねぎに特に多い
・血管の若さを保つ
硫黄化合物、食物繊維が高脂血症や高血圧を予防する。 たまねぎに豊富に含まれる硫黄化合物(ジサルファイト類、チオサルフェート類、催涙物質、サイクロアイリンなど)や食物繊維などは血中コレステロールや中性脂肪を下げる作用があります。またこの硫黄化合物には血圧を下げる働きがあるとも言われています。
豚肉の知識
安心おいしい豚肉の効用
豚肉を食べることは、疲労倦怠やイライラ・ストレス解消はもちろん、アルコールの分解も助けます
◆豊富なビタミンB1
豚肉に含まれる栄養素のなかで注目したいのは、なんといっても豊富なビタミンB1です。その含有量は、牛肉や鶏肉の5~10倍近く。食品全体の中でもトップクラスです
ビタミンB1は別名「疲労回復のビタミン」と呼ばれ、これが不足すると、慢性的な疲労感や眠気、情緒不安定をまねき、最悪の場合かっけになってしまいます。
ビタミンB1糖質をエネルギーに替えるとき、不可欠な栄養素です。このビタミンB1が不足すると、慢性的な疲労感や眠気を感じたり、情緒不安定を招くほか、食欲が落ちたり、手足にしびれが生じる事もあります。 また、ビタミンB1は、アルコールを分解する時に大量に消費されます。なので、豚肉は二日酔いにも効果的な食べ物でもあります。
◆豚肉は低カロリーで高たんぱく質でヘルシー
豚肉というと「脂っこくて太りやすい」というイメージをもたれがちですが、実は豚もも肉(10.2g)を比べても、鶏もも肉(14.0g)よりずっと脂肪分の少ないヘルシーな食品なのです
高たんぱく質で、ビタミンB1が豊富で、意外とヘルシーな豚肉は美容と健康には欠かせない食べ物なのです!